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「整体で身体を整えても、数日するとまた元に戻ってしまう」
「そのときは姿勢が良くなったのに、気がつくとまた身体が傾いている」
「何度も整体に通っているのに、身体の歪みが繰り返す」
こんな経験はありませんか?
実は、これは珍しいことではありません。
ここで考えたいのが、
「なぜ身体は、せっかく整えたのに元の状態に戻るのか?」
という疑問です。
身体の歪みを考えるとき、「骨が歪んでいる」「筋肉が硬い」という一つの原因だけで説明すると、本当の仕組みを見落としてしまうことがあります。
身体は、骨だけで動いているわけではありません。
脳や神経、筋肉、関節、視覚、足裏からの感覚、呼吸、そして毎日の動作。
これらが組み合わさって、私たちの姿勢や動きを作っています。
今回は、身体の歪みが繰り返される理由を、解剖学と運動学の視点から考えてみましょう。
身体が左右に傾いていると、
「骨盤が歪んでいる」
「背骨が曲がっている」
と考えたくなります。
もちろん、骨格そのものに構造的な変化が存在するケースもあります。
しかし、立っているときの姿勢や動作中の左右差のすべてが、骨そのものの位置異常だけで説明できるわけではありません。
例えば、立ち方を少し変えただけで骨盤の高さが変わったり、腕の位置を変えることで背骨の見え方が変わったりすることがあります。
これは身体が「固定された一枚の構造物」ではなく、関節と筋肉が連動して動くシステムだからです。
そのため、
「歪んでいる場所を見つけて、そこだけを整える」
という考え方だけでは、十分ではない場合があります。
大切なのは、
「なぜ、その姿勢になっているのか?」
という背景を見ることです。

人間の身体は、常に感覚情報を受け取りながら姿勢や動きを調整しています。
目から入る情報、足裏から伝わる情報、関節や筋肉から伝わる情報などを利用して、脳と神経系は身体の位置や動きを把握しています。
そして、その情報をもとに筋肉を働かせ、姿勢を維持します。
ここで重要なのが「慣れ」です。
長期間同じような姿勢や動作を繰り返していると、その動きは身体にとって「いつもの動き」になります。
例えば、
いつも同じ側でバッグを持つ
片脚に体重をかけて立つ長時間座っている
スマートフォンを同じ姿勢で見る
同じ方向を向いて仕事をする
こうした習慣が積み重なれば、身体はその環境に適応していきます。
つまり、整体で一時的に姿勢が変化しても、日常生活で以前と同じ動作を繰り返していれば、身体は再びその動作パターンを使いやすくなる可能性があります。
「身体が歪みを覚えている」というより、
身体が、これまで繰り返してきた動き方を再び選択しやすくなる
と考えるほうが正確です。
身体が硬いと、「筋肉を柔らかくすれば姿勢が改善する」と考えがちです。
もちろん、筋肉の緊張や関節可動域が動作に影響することはあります。
しかし、柔らかくすることだけが目的になると、別の問題が残ることがあります。
例えば、股関節が十分に動かないために腰を多く動かしている人がいたとします。
腰の筋肉を一生懸命ほぐして、一時的に楽になったとしても、股関節の動きや身体の使い方が変わらなければ、また腰に負担が集中するかもしれません。
これは「腰が悪い」というより、
身体の中で負担を分担する仕組みがうまく機能していない
可能性があります。
そのため、身体を整えるときには「どこが硬いか」だけではなく、

「どこが動いているのか」
「どこが動いていないのか」
「どこに負担が集中しているのか」
を見ることが大切です。
身体の状態を大きく左右するのが、毎日の生活です。
一週間に一度整体を受けたとしても、残りの時間をどのように過ごすかは非常に重要です。
例えば、一日8時間座っている人がいたとします。
整体で身体を整えても、その後また8時間同じ座り方を続ければ、身体には同じ刺激が繰り返し加わります。
これは姿勢だけの問題ではありません。
歩き方、階段の上り下り、立ち上がり、物を持つ動作、呼吸など、毎日の小さな動作が積み重なっています。
だからこそ、
「一回身体を整える」から「日常の身体の使い方を変える」
という発想が重要になります。
もう一つ注意したいのが、
「左右差がある=悪い!!」
という考え方です。
人間の身体は完全な左右対称ではありません。
利き手や利き足があり、スポーツや仕事によっても身体の使い方は変わります。
さらに、歩行のような動作では左右の脚がまったく同じ働きをするわけではありません。
つまり、身体にはもともとある程度の左右差があります。
問題になるのは、左右差そのものではなく、
その左右差が痛みや動作の制限、
ということです。



「右が高いから悪い」
「左が硬いから悪い」
と単純に判断するのではなく、立位、歩行、しゃがむ動作、片脚立ちなど、実際の動きを確認することが大切です。
では、どうすれば「整えても戻る身体」から卒業できるのでしょうか。
ポイントは、次の4つです。
どこが硬いのかだけではなく、
関節の動き
筋力
左右差
バランス
歩行
呼吸
日常動作
などを確認します。
身体には、それぞれ得意な動きがあります。
例えば股関節が動かないからといって、腰を代わりに動かし続ければ、負担が偏ることがあります。
必要な関節が必要な範囲で動くことが重要です。
姿勢は、止まっている状態だけではありません。
立つ、歩く、座る、しゃがむ、手を伸ばす。
こうした動作の中で身体をコントロールできることが重要です。
ここが、整体と運動を組み合わせる意味の一つです。
整体などで身体の動きや状態を確認し、ピラティスなどの運動によって、自分自身で身体を動かす能力を身につけていく。
「誰かに整えてもらう身体」から、
「自分で整えられる身体」へ。
これが長期的な身体づくりにつながります。


整体には、身体の状態を確認し、動きやすい状態を作るという役割があります。
一方、ピラティスなどの運動では、その身体を自分自身で動かし、コントロールする練習ができます。
もちろん、すべての人に整体とピラティスの両方が必要というわけではありません。
大切なのは、
「自分の身体には何が必要なのか」
を見極めることです。
痛みがある場合には、まず医療機関で診断が必要なケースもあります。
そのうえで、身体の状態に合わせて柔軟性、筋力、バランス、動作などを整えていく。
このように「症状だけ」ではなく、「身体の機能」に目を向けることが、身体の変化を維持するための重要な考え方になります。
身体の歪みを整えても、また元に戻ってしまう。
その理由を「身体が悪いから」「骨がまた歪んだから」と考える必要はありません。
身体は、脳や神経、筋肉、関節、感覚情報、そして毎日の生活習慣によって常に調整されています。
だからこそ、身体を変えるためには、
「歪んでいる場所を探す」だけではなく、「なぜその動き方になっているのか」を考えること
が大切です。
整体で身体を整える。
そして、その状態を自分で動かして覚えていく。
日常生活の動作を少しずつ変えていく。
この積み重ねによって、目指すべきなのは「歪みをゼロにすること」ではなく、
自分の身体を自分でコントロールできること。
身体の歪みが気になる方は、まず「どこが歪んでいるか」だけを見るのではなく、「どう動いているのか」に目を向けてみてください。
栃木県佐野市で整体やピラティスを検討している方も、身体をただ整えるだけではなく、自分自身で動かせる身体を目指すという視点を持ってみてはいかがでしょうか。佐野市のRyuヒーリングサロンでは、動かせなかったところを動かことを大切にしています。
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セラピスト・院長としてのスローガン:
「この出会いが、人生の宝になる」
【所有資格】
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| ご相談 | 無料 |
| 初回の料金 | 4,980円(税込) / 90分 |
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