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「健康のために毎日ストレッチしています」
「腰痛があるので、毎日腰を伸ばしています」
「運動不足にならないように、毎日1万歩を目標にしています」
「猫背にならないように、いつも胸を張っています」
どれも、一見すると健康的な習慣です。
ところが、実際に体を見ていると、
「健康のために頑張っているのに、なぜか体がつらくなっている」
という人は少なくありません。
もちろん、運動やストレッチそのものが悪いわけではありません。
WHOも、成人には定期的な身体活動を勧めており、週150~300分程度の中強度の有酸素運動、さらに週2日以上の筋力トレーニングなどを推奨しています。(世界保健機関)
大切なのは、
「健康に良いことをする」だけではなく、「
今回は、50代から特に見直してほしい「健康努力の失敗」を10個紹介します。
健康に関する情報は、今では簡単に手に入ります。
テレビ、YouTube、SNS、健康雑誌などを見れば、
「この運動がいい」
「このストレッチがいい」
「毎日これをやりましょう」
という情報が次々に出てきます。
そこで真面目な人ほど、
「じゃあ、毎日やろう」
となります。
ここに落とし穴があります。
同じ50代でも、体力、筋力、柔軟性、仕事量、睡眠、過去のケガなどは一人ひとり違います。
つまり、
「誰かにとって良い運動」が「自分にも同じように良い」とは限りません。
特に50代以降は、若い頃と同じ感覚で運動量や強度を決めるのではなく、その日の体調や疲労度を見ながら調整することが重要です。
国立老化研究所(NIA)も、年齢を重ねても有酸素運動、筋力運動、バランス運動などを組み合わせることを勧めています。一方で、筋力トレーニングをやりすぎると疲労、関節痛、筋肉痛やケガにつながる可能性があるため、体の反応を見ることも重要としています。(NIA)
では、具体的に見ていきましょう。
肩が凝った。
だから肩を揉む。
腰がつらい。
だから腰を揉む。
これは非常によくある行動です。
もちろん、マッサージによって一時的に楽になることはあります。
しかし、
「楽になった=原因が解決した」
とは限りません。
研究でも、マッサージは腰痛や首・肩の痛みに対して短期的な改善がみられる場合がありますが、長期的な効果については限定的だったり、研究の質に課題があったりします。(NCCIH)
例えば肩こりなら、
「肩だけが悪い」
と決めつけるのではなく、
胸郭は動いているか
肩甲骨は動いているか
首に力が入りすぎていないか
長時間同じ姿勢になっていないか
など、全体を見ることも大切です。
この視点を持つだけでも、健康法の選び方が変わります。
「体が硬いから、もっと伸ばさなきゃ」
そう考えて、痛いところまでグイグイ伸ばしていませんか?
ストレッチは柔軟性を維持・改善する方法の一つです。
しかし、強ければ強いほど良いわけではありません。
NIAも、ストレッチは筋肉が温まった状態で行い、呼吸をしながら、痛みが出るほど伸ばさないよう説明しています。(NIA)
つまり、
「痛いほど伸ばす=効いている」ではありません。
むしろ、
「伸ばした後に体が軽くなったか?」
「動きやすくなったか?」
「翌日に嫌な痛みが残っていないか?」
を見るほうが大切です。
50代からのストレッチは、
「限界まで伸ばす」より「気持ちよく動かせる範囲を広げる」
という考え方がおすすめです。

「姿勢が悪いと言われたから、今日から胸を張ろう」
これも非常によくあります。
胸を張って、背筋を伸ばして、顎を引く。
最初は「姿勢が良くなった」と感じるでしょう。
しかし、しばらくすると、
「疲れた……」
となることがあります。
なぜでしょう?
姿勢を「良い形に固定しよう」と頑張っているからです。
人間の体は、ずっと同じ姿勢でいるためにできているわけではありません。
立つ、座る、歩く、振り向く、腕を動かす。
さまざまな動きの中で姿勢は変化します。
だから、
良い姿勢=一つの形を一日中キープすること
ではありません。
むしろ、
いろいろな姿勢に無理なく動けること
も重要です。
「姿勢を良くしなければ」と頑張りすぎて疲れてしまうなら、姿勢の作り方を一度見直してみましょう。
腰が痛い。
だから腰を反らす。
腰を伸ばす。
腰を揉む。
これもありがちなパターンです。
しかし腰痛は、一つの原因だけで説明できるものではありません。
腰だけを見るのではなく、
股関節
胸椎
骨盤
お尻
腹部
日常生活での姿勢や動作
など、全身の動きを考える必要があります。
ここで重要なのは、
「腰が痛いから腰だけを何とかする」から一歩離れること。
ただし、強い痛みや急激な悪化、両脚のしびれ・脱力、排尿や排便の異常などがある場合は、自己流の運動を続けず、速やかに医療機関へ相談する必要があります。(nhs.uk)
「運動は毎日やらないと意味がない」
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、健康のための運動は、
「毎日必ず頑張る」ことだけが正解ではありません。
WHOは定期的な身体活動を勧めていますが、活動量については週単位で考えることができます。成人には週150~300分の中強度運動などが推奨されています。(世界保健機関)
例えば、
「昨日かなり運動して疲れている」
「睡眠不足だった」
「今日は体が重い」
そんな日に、いつものトレーニングを無理に行う必要があるでしょうか?
場合によっては、
軽いウォーキングやストレッチに変更する
という選択もあります。
健康のための運動なのに、運動によって毎日ヘトヘトになってしまったら、本末転倒です。
スマートフォンやスマートウォッチを見ると、
「今日はあと2,000歩!」
なんて表示されることがあります。
すると、夜になって、
「あと2,000歩歩かなきゃ」
と、わざわざ歩きに行く。
もちろん歩くこと自体は健康的な活動です。
ただし、
「1万歩という数字を絶対に達成すること」
WHOは「何もしないより、少しでも身体活動をすることが良い」という考え方を示しています。(世界保健機関)
大切なのは、
「自分にとって無理のない活動量か?」
ということ。
数字を追いかけるあまり、疲労や痛みを無視してしまうなら、一度立ち止まって考えてみましょう。

テレビやSNSで、
「これだけやれば腰痛改善!」
「毎日この体操!」
と紹介されていると、試してみたくなります。
もちろん、良い運動もたくさんあります。
問題は、
その運動が自分の体に合っているかどうか。
同じ年齢でも、
筋力
柔軟性
バランス能力
過去のケガ
現在の痛み
運動経験
は違います。
NIAも、運動は自分の体力や状態に合わせること、特定の動きに不安がある場合は医師や理学療法士などに相談することを勧めています。(NIA)
「テレビでやっていたから正しい」
ではなく、
「自分が安全にできるか?」
を考えることが大切です。
筋トレは非常に大切です。
年齢を重ねても筋力を維持することは、日常生活の動作や自立した生活を支えるうえで重要です。(NIA)
しかし、
筋トレは多ければ多いほど良い、とは限りません。
特に、
「昨日も筋トレ」
「今日も筋トレ」
「疲れているけど筋トレ」
となってくると、体の回復が追いつかないことがあります。
NIAも、筋力トレーニングのやりすぎは疲労や関節痛、筋肉痛、ケガにつながる可能性があるため、体の反応に注意するよう説明しています。(NIA)
50代からは、
鍛える → 回復する → また動く
というサイクルを大切にしましょう。
健康情報を調べると、
「これを食べるといい」
「あれも必要」
「このサプリがおすすめ」
と、どんどん増えていきます。
気がついたら、
朝から健康食品。
昼もサプリ。
夜もサプリ。
そして、
「結局、何を食べればいいの?」
となってしまう。
もちろん、栄養状態や特定の疾患などによって、食事やサプリメントへの配慮が必要な場合はあります。
ただ、健康づくりの基本を考えるなら、
食事・睡眠・身体活動・休養など、毎日の生活全体を見ること
が重要です。
「何かを一つ追加すれば健康になる」
という考え方だけに偏らないようにしましょう。

最後は、逆方向の失敗です。
「もう50代だから仕方ない」
「歳だから体が硬いのは当たり前」
「歳だから腰が痛くてもしょうがない」
と、最初から諦めてしまうこと。
これは非常にもったいない考え方です。
年齢とともに身体機能が変化することは事実です。
しかし、
NIAは、年齢を重ねても運動や身体活動には健康上のメリットがあり、筋力トレーニングなどによって筋力を高めたり、身体機能を維持したりできることを紹介しています。(NIA)
つまり、
「歳だから何もしない」
ではなく、
「歳だからこそ、自分に合った方法に変える」
という考え方が大切です。
20代と50代では、同じ運動を同じ方法でやる必要はありません。
ここまで10個紹介しました。
実は、すべてに共通することがあります。
それは、
「健康のために頑張りすぎている」
ということです。
ストレッチも悪くない。
筋トレも悪くない。
ウォーキングも悪くない。
マッサージも悪くない。
姿勢を意識することも悪くない。
問題は、
「自分の体の反応を無視して、方法だけを続けること」
です。
健康法は、
「やる・やらない」
の二択ではありません。
場合によっては、
「減らす」
「弱くする」
「休む」
「別の運動に変える」
という選択があります。
これも立派な健康管理です。
健康のための運動やストレッチは、多くの人にとって有益ですが、すべての症状を自己流で対応してよいわけではありません。
特に、
急に強い痛みが出た
痛みが短期間で悪化している
しびれや力の入りにくさがある
運動すると明らかに症状が悪化する
転倒後から強い症状が出た
排尿・排便に異常がある
といった場合には注意が必要です。
例えば腰痛に加えて、両脚のしびれや脱力、股間周辺の感覚異常、排尿・排便の変化などがある場合は、緊急の評価が必要になることがあります。(nhs.uk)
「健康のためだから」と我慢して続けるのではなく、必要なときには医療機関へ相談しましょう。
もし、症状やどこに行けばいいかわからないなら、栃木県佐野市の整体サロンRyuヒーリングにご相談下さい!
健康のために何かを始めることは、とても良いことです。
ただし、
「毎日やる」
「強くやる」
「たくさんやる」
「我慢して続ける」
ことが、必ずしも健康につながるわけではありません。
50代から大切なのは、
「今の自分の体に合っているか?」
を考えることです。
今日からでも、
「この運動をした後、体はどうなった?」
「翌日は楽になった?」
「痛みは増えていない?」
「疲れすぎていない?」
と、自分の体を観察してみてください。
健康法を「正解か間違いか」で考えるのではなく、
自分の体に合わせて調整する。
これが、50代からの健康づくりではとても大切です。
頑張ることだけが健康ではありません。
時には、
「今日は少し休もう」
という判断も、立派な健康法なのです。
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