股関節の柔軟性と腰痛の関係 — 佐野市で「腰」だけを揉んでも治らないとお悩みの方へ

目次

 股関節の柔軟性と腰痛の関係

なぜ「腰」だけを揉んでも治らないのか

腰が痛いとき、多くの人はまず腰そのものをマッサージしたり、腰の筋トレを始めたりします。しかし、腰痛の原因が実は「股関節の硬さ」にあるケースは非常に多く、股関節を改善しないまま腰だけをケアしても、痛みが再発を繰り返すことがよくあります。この記事では、股関節の柔軟性と腰痛がどう関係しているのか、そのメカニズムと改善のヒントを解説します。

なぜ股関節が硬いと腰に負担がかかるのか

股関節は本来、前後・左右・回旋と、非常に大きな可動域を持つ関節です。しゃがむ、歩く、体をひねるといった日常動作の多くは、股関節が主導して行われるように人間の体はできています。

ところが股関節が硬くなると、この可動域の不足を補うために、隣接する腰椎(腰の骨)が本来以上に動こうとします。股関節が担うはずだった動きの「肩代わり」を腰がしてしまうわけです。腰椎は股関節ほど大きく動くようには作られていないため、この代償動作が繰り返されることで椎間板や周辺の筋肉、靭帯に過剰なストレスが蓄積し、慢性的な腰痛につながっていきます。

これは専門的には「隣接関節の代償」と呼ばれる現象で、理学療法やスポーツ医学の分野でも広く知られている考え方です。体幹を前屈・後屈させる際の腰椎と股関節の動きの配分は「腰椎骨盤リズム(lumbopelvic rhythm)」と呼ばれます。

腰痛のある人ではこのリズムが崩れ、腰椎の動きへの依存度が変化することが複数の研究で報告されています。股関節の伸展筋が硬い、あるいは弱いために骨盤の後傾がうまく起こらないと、脊柱起立筋に過剰な負荷がかかり、痛みや損傷につながるとされています。

Men talk with a psychologist during talking therapy stressed mental health at office
なお、股関節の可動域の狭さと腰痛の関連については、すべての研究で一致した結論が出ているわけではありません。学生を対象とした研究のレビューでは、股関節の可動域制限と非特異的腰痛との関連について「証拠が不十分」とする報告もあり、股関節の硬さは腰痛の唯一の原因ではなく、姿勢や筋力、動作パターンなど複数の要因が絡み合っている点には注意が必要です。
表示できるコメントはありません。

股関節の伸展(後ろに反らす動き)

歩行時、後ろ足で地面を蹴り出すときには股関節を伸展させる必要があります。この可動域が不足していると、骨盤が前に傾き、腰を反らせることで歩幅を確保しようとします。これが続くと腰椎の関節や筋肉に慢性的な負担がかかります。

長時間座りっぱなしのデスクワークは、股関節の前面(腸腰筋など)を縮こまらせ、この伸展可動域を特に狭くしやすい要因です。

また、栃木県佐野市にお住いの皆様は、移動においてほぼ車を使うという方が多いです。常に車に乗って長距離運転をするという方は、股関節を常にまげその姿勢をっずけているので、結果的に腸腰筋が使えなくなってしまうという事例はおおいです。

股関節の回旋(内側・外側にひねる動き)

ゴルフや野球のスイング、体をひねる動作全般で必要になるのが股関節の回旋です。ここが硬いと、ひねる動作の大部分を腰椎で行うことになり、腰の一点に負荷が集中しやすくなります。

サッカー選手を対象にした研究でも、腰痛のある選手とない選手とでは、脚を上げる動作の際の腰椎骨盤部の動かし方に違いがあることが確認されています。スポーツをする人の腰痛では、この回旋制限が原因になっていることが少なくありません。

自分の股関節の硬さをチェックする方法のどいくつか代表的なものをご紹介します。

簡単なセルフチェックとして、以下のような方法

しゃがみ込みテスト
股関節伸展テスト
あぐらの深さ

しゃがみ込みテスト

足を肩幅に開き、かかとをつけたまま深くしゃがめるか。踵が浮く、後ろに倒れそうになる場合は股関節後面や足首の硬さが疑われます。

股関節伸展テスト

うつ伏せで片脚をまっすぐ後ろに持ち上げたとき、太もも全体が床から10cm以上上がるか。上がりにくい場合は前面の柔軟性不足が考えられます。

あぐらの深さ

あぐらで座ったとき、膝が腰の高さより大きく上がってしまう場合、股関関の外旋がやや硬い可能性があります。

いずれも痛みを感じる場合は無理をせず、専門家(整形外科・理学療法士など)に相談することをおすすめします。

改善のためにできること

ここからは、股関節の柔軟性を取り戻すためにできるピラティスの基本や準備運動でよくやっているエクササイズをご案内します。佐野市でも本格ピラティスの指導をやっているのは当店だけ、まだ「ピラティスって何?」という時代からこの運動療法に着目して指導してきました。

静的なストレッチだけでなく、可動域全体を使う動きを日常に取り入れることが効果的とされています。

  

股関節前面のストレッチ 

片膝立ちの姿勢から、前面(腸腰筋)を伸ばす

股関節回旋のモビリティ運動

座った状態や四つ這いの姿勢で、股関節を内外にゆっくり回す

お尻(殿筋)の強化

硬さの背景には筋力不足がある場合も多く、ストレッチと合わせて殿筋群を鍛えることが再発予防につながる

痛みが強い場合や、しびれを伴う場合は、股関節だけでなく神経の問題が関わっている可能性もあるため、自己判断せずに医療機関を受診してください。

まとめ

腰痛の多くは「腰そのものの問題」ではなく、「股関節が硬いために腰が過剰に働かされている問題」である場合があります。腰をケアするのと同じくらい、股関節の可動域を保つことが、長期的な腰痛予防につながります。ストレッチやモビリティ運動を日常に取り入れ、体全体のバランスを整えていきましょう。

参考文献

1. Kim, M.-H., Yi, C.-H., Kwon, O.-Y., et al. “Comparison of Lumbopelvic Rhythm and Flexion-Relaxation Response Between 2 Different Low Back Pain Subtypes.” Spine, 2013;38:1260–1267.
1. Vazirian, M., Van Dillen, L., Bazrgari, B. “Lumbopelvic rhythm in the sagittal plane: A review of the effects.” *International Musculoskeletal Medicine* (PMC manuscript, 2017).
1. Lumbopelvic Rhythm. Physiopedia. <https://www.physio-pedia.com/Lumbopelvic_Rhythm>
1. “Is Hip Muscle Flexibility Associated with Low Back Pain Among First-Year Undergraduate Students?” PMC, National Library of Medicine. <https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11676540/>
1. “Low Back Pain Reduces the Amount of Lumbopelvic Movement During Lower Limb Motion: A Cross-Sectional Study of Soccer Players.” PMC, National Library of Medicine. <https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC12289540/>

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断や治療の代替とはなりません。症状が続く場合や強い痛みがある場合は、医師や理学療法士にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

延べ3,000名以上に施術
セラピスト・院長としてのスローガン:
「この出会いが、人生の宝になる」

【所有資格】
・理学療法士
・国際中医師
・薬膳アドバイザー
・社会福祉主事
・PHIピラティスインストラクター
・Ryuヒーリング代表
・(株)まごの手 理事
・佐野市 生き生き高齢課講師

料金について
初回の施術費は全額返金保証

ご相談無料
初回の料金4,980円(税込) / 90分
2回目以降の料金11,000円(税込) / 60分
ご相談無料
初回4,980円(税込)
90分
2回目以降11,000円(税込)
60分

佐野市には整体院が多く、どこを選ぶか悩む方も多いでしょう。
そこで私の施術を受けて少しも変化を感じられなかった場合、初回の施術費は全額返金いたします。
納得して「ここなら改善できる」と思えた時にだけ、お支払いください。

このような症状はありませんか?

よくあるご質問

どのような施術ですか

当院では、他の整体院と違い、バキバキ・ボキボキならすような整体ではなく、筋肉や筋膜、内臓に優しくアプローチして行きます。ほとんどの方がうとうとしてしまう程、気持ちのいい施術ですので、リラックスして受けていただけます。

施術は痛くありませんか?

はい、ご安心ください。
お身体に無理な力をかけることなく、心地よい刺激で行う整体です。
不安や緊張がある方も、施術前にしっかりとお話を伺いながら対応しますので、安心してお越しください。

はじめての流れを教えてください。

初回はまずカウンセリングと検査を行い、今のお身体の状態や不調の原因を一緒に確認していきます。
そのうえで、施術内容をご説明し、ご納得いただいてから施術を始めます。
無理なく進めていきますので、ご不安がある方も安心してご来院ください。

目次